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手倉森監督 イラクの個を警戒「ラフでタフ。プロレスみたい」

[ 2016年1月25日 05:30 ]

<UAE・イラク>試合を視察する手倉森監督

U―23アジア選手権準々決勝 イラク3―1UAE

(1月23日 カタール・ドーハ)
 手倉森ジャパンに追い風が吹いた。26日の準決勝で対戦する相手はイラクに決まった。この世代は2戦2敗の因縁の相手だが、UAEとの準々決勝は延長の末の辛勝。中3日で大一番を迎える日本より1日少ない中2日で臨む宿敵が思わぬ苦戦で体力を消耗してしまった。

 スタッフ総出で視察した手倉森監督は「縁があるね」と不敵に笑い「イラクは中2日でやるから90分で終わらせようと思ってガンガン選手を代えていたけど、120分やっちゃった」と指摘した。

 イラクはロングボールと個の突破で打開を図る中東らしいスタイル。その印象について指揮官は「ラフでタフ。プロレスみたい」と形容した。シンプルな攻撃でも侮れないのが、延長前半に決勝ゴールを挙げた1トップのFWモハナド。12年のAFC年間最優秀ユース選手賞に輝き、フル代表でも国際Aマッチ通算16試合3得点を挙げている。一瞬のスピードで最終ラインの裏に抜け出す動きはバルセロナのウルグアイ代表FWスアレスをほうふつとさせ、指揮官は「8番はいい選手。危険だね」と警戒を強めていた。

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2016年1月25日のニュース