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10番の意地!中島71秒で2発「最後に役に立ててよかった」

[ 2016年1月23日 06:18 ]

<日本・イラン>延長後半、チーム2点目を決め豊川(左)と喜ぶ中島

U―23アジア選手権準々決勝 日本3―0イラン

(1月22日 カタール・ドーハ)
 チーム立ち上げから背番号10を背負ってきた中島が、勝負を決定づける2得点をわずか71秒の間に挙げた。1―0の延長後半3分、得意のドリブルで相手DFをかわすと、左サイドから右足を振り抜き、豪快にネットを揺らした。

 同5分にも強烈なミドルシュートを決め、昨年3月のリオ五輪アジア1次予選・ベトナム戦以来のマルチ弾。「90分でなかなかシュートが打てなかったので、延長ではチームのために頑張ろうと思った。最後にチームの役に立ててよかった」と安どした。

 J2東京V時代の12年10月21日、Jリーグ歴代最年少記録となる18歳1カ月28日でハットトリックを達成するなど早くからセンスを見せつけてきた。「目標はバルセロナ移籍とW杯優勝、バロンドール獲得」と公言するなどビッグマウスでも注目されてきた10番が、日本の勢いをさらに加速させる。

 ◆中島 翔哉(なかじま・しょうや)1994年(平6)8月23日、東京都生まれの21歳。東京Vジュニア、東京Vジュニアユース、東京Vユースを経て、高3だった12年9月にJ2東京VでJデビュー。同10月にプロ契約を結んだ。14年1月にFC東京に完全移籍と同時にJ2富山に期限付き移籍。同年8月にFC東京に復帰した。各年代の日本代表に選ばれ、11年U―17W杯に出場。1メートル64、64キロ。利き足は右。

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