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セレッソ柿谷“3度目”入団会見で決意「絶対J1へ昇格させる」

[ 2016年1月18日 05:35 ]

背番号が8に決まり、会見するJ2C大阪の柿谷

 J2C大阪は17日、大阪市此花区の練習場で始動し、午後に新体制発表会見を開いた。スイス1部バーゼルから完全移籍で復帰したMF柿谷曜一朗(26)は、J1昇格へ決意新た。クラブのエースナンバーである背番号8を身につけることも決まり、チームをけん引することを誓った。アンバサダーの森島寛晃氏(43)が強化業務を担うフットボールオペレーショングループに入ることも発表された。

 元エースが再び背番号8を身につけて壇上に上がった。トップ昇格した06年、徳島から戻った12年に続き、C大阪の新体制発表に出席するのは3度目。バーゼルから約1年半ぶりに復帰した柿谷が抱負を語った。

 「セレッソでこの番号をつけるということは、チームの中心にならないといけない。今シーズンは、自分の力で絶対に上げてやるという気持ち」

 夢の欧州挑戦を決意したのが14年7月。4歳から育ったC大阪に別れを告げ、完全移籍でバーゼルに加入した。だが、昨季は14試合出場3得点に終わり、今季も前半戦は4試合1得点に止まった。昨夏に届いたC大阪からの復帰の打診を断ったものの、今冬に再び復帰要請が届くと、批判を覚悟の上で古巣に戻ることを決意した。

 だが、出場機会に恵まれなかった約1年半がすべて無駄だったわけではない。「この1年半は濃かった。言葉にするのは難しいけど、自分も若くない。これから出てくる選手に伝えないといけないし、お手本にならないといけない」。海外で味わった経験をC大阪に還元することを誓った。

 この日の午前にチームは始動。約1200人のサポーターが集まるなど、練習場はJ1昇格への期待感に包まれた。前線には玉田に田代、ブルーノ、リカルド、杉本、沢上ら豊富な陣容がそろっており、定位置争いの最激戦区と言える。エースの称号を取り戻すところから、柿谷の戦いは始まる。

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2016年1月18日のニュース