まずは北朝鮮撃破だ！Ｕ２３久保　初の世界大会へリオ切符全力

練習で鈴木（左）と抱き合う久保

　リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねたＵ―２３アジア選手権（１２日開幕、カタール）を控えたＵ―２３日本代表は１１日、ドーハ市内で調整した。エースとしての期待が懸かるＦＷ久保は五輪という自身初の世界大会への切符を手に入れるため全力を注ぐ。

　Ｕ―１７Ｗ杯には縁がなかった。Ｕ―２０Ｗ杯は１１年のＵ―１９アジア選手権で敗れたため、出場できなかった。久保は「あの時は（チーム内が）何グループかに分かれていて、チームという感じじゃなかった。バラバラだった」と明かす。

　それから、５年がたって、当時のメンバー１１人が今回も選出されているが、チームは変わった。「まとまってますね」と話す久保。自身にも変化が表れた。「海外に行ってコミュニケーションを取るようになった」と明かす。スイスに渡った１３年当時、自ら積極的にチームメートと会話することで、ボールが出てくるようになった。このチームでも、昨年末の石垣島合宿に約９カ月ぶりに合流すると、自らの要求を仲間にも伝えるなど、コミュニケーションを取った。「しっかり一丸となってやっていきたい」。６大会連続五輪切符獲得のために、まずは１３日、北朝鮮を叩く。