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東福岡・森重監督 2冠偉業に歓喜「選手たちは凄いと感じています」

[ 2016年1月11日 16:24 ]

<高校サッカー決勝 国学院久我山・東福岡>集合写真撮影の際、歓喜のダンスを踊る三郎丸(右手前)に爆笑のイレブン
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第94回全国高校サッカー選手権決勝 東福岡5―0国学院久我山

(1月11日 埼玉スタジアム)
 東福岡が地力の差を見せつけ、5発圧勝で17大会ぶりの頂点に立った。夏の全国高校総体と史上6校目の夏冬2冠の偉業に森重監督は静かに「本当にうれしいです」と勝利をかみしめた。「久我山はいいサッカーをしていた。試合ごとに強くなっていたので、しっかり戦わないといけないと言っていた。それ以上に選手たちが頑張ってくれた」とイレブンを称賛した。

 前半は36分にMF三宅の先制ゴールで均衡を破ると一方的な展開となった。監督自身、チームの立ち上げ当初は「大丈夫かと不安な材料がたくさんあった」と振り返るように、強豪と呼ぶにはひ弱さが目立ったが見事に頂点に立った。「選手たちは凄いと感じています」とその成長ぶりを喜んだ。

 そして、この日2ゴールを挙げた主将の中村は「攻められているときも、応援団を見て大きな力になった」。最弱とまで言われたチームだったが「悔しくてその評価を覆そうと頑張った。優勝は自信につながった。(2冠の)実感はないがこれから喜びをかみしめたい」と笑みを見せ、先制弾の三宅は「11日なので(背番号11の)自分の日と思って絶対決めたいと思った」と勝負の行方を決めた一発を誇らしげに振り返っていた。

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