ＦＣ東京　鳥栖ＭＦ水沼宏太を獲得「もっと高みを目指したい」

２０１５年１２月２６日の天皇杯準々決勝・Ｇ大阪戦が鳥栖でのラストゲームとなり、号泣するＭＦ水沼

　Ｊ１のＦＣ東京は４日、Ｊ１鳥栖からＭＦ水沼宏太（２５）が完全移籍で加入すると発表した。

　水沼は横浜の下部組織で育ち、ユース所属だった２００７年にわずか１７歳でＪ１デビュー。翌年にトップチームに昇格した。Ｊ２栃木、鳥栖への期限付き移籍を経て１３年に鳥栖へ完全移籍した。１５年シーズンはリーグ戦３２試合７得点。各年代の日本代表に選出され、０７年Ｕ―１７Ｗ杯、１０年アジア大会になどに出場。

　両クラブを通じてコメントを発表。鳥栖を通じては「僕が在籍した４年間。最高の仲間と最高の時間を過ごさせてもらいました。（中略）僕のプロサッカー人生の中で、こんなに濃い時間を過ごせたのはサガン鳥栖が初めてでした。鳥栖という小さな街にあるこのサガン鳥栖というクラブは、本当に優しく包み込んでくれるような温かい場所でした。僕の名前をサガン鳥栖の歴史に残すためにタイトルがなんとしてでも必要でしたが、４年間で１つもタイトルを取れずに移籍を決断したのはすごく心残りです」などと長文のメッセージを発表し、選手やスタッフ、サポーターに感謝。

　新天地となるＦＣ東京を通じては「まず、タイトルを取るために仲間に誘って頂いた、城福監督やクラブ関係者の方々に感謝します。今シーズンからＦＣ東京という大きなクラブで戦えることが今からすごく楽しみです。今自分の持っているものを全力で表現し、ＦＣ東京に関わるすべての方々とともに、もっと高みを目指していきたいと思います。リーグ戦、カップ戦、天皇杯、ＡＣＬ全部てっぺん取りに行きましょう！！」と意気込んでいる。