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国学院久我山8強“練習する時間ない”セットプレーで先制

[ 2016年1月4日 05:30 ]

<神戸弘陵・国学院久我山>決勝弾の渋谷

第94回全国高校サッカー第4日 国学院久我山2―1神戸弘陵

(1月3日 駒沢)
 全く練習していないセットプレーから国学院久我山が先制した。前半39分、小林が山本の左CKに反応。ニアサイドに走り込み、ヘディングでネットを揺らした。同点に追いつかれていた後半10分には2年生で10番を背負う渋谷の右足ボレーで勝ち越し。08年度以来のベスト8進出を決めた。

 文武両道を掲げる進学校で、練習時間は2時間のみ。野球部と半分に分けて使うグラウンドで200人の部員が練習するため、パス回しやミニゲームがメニューの中心となる。李済華前監督からバトンを受けた就任1年目の清水監督は「基本的にセットプレーの練習はしません。2時間でやる時間がないし、部員が200人いるので場所もない。セットプレーは最後は集中力だと思っているので」と説明した。

 先発した3年生6人中4人が有名私立大進学(慶大2、同大1、法大1)が決まっており、2人は大会期間中も猛勉強に励むが、コンディション調整のため試合前日に睡眠時間を削ることは控えている。慶大に進学する野村は「文武両道の学校で勝負したかった。何としても4強、決勝に進みたい」と先を見据えた。

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