東福岡ＧＫ脇野　ＰＫ２本止めた！因縁対決制し８大会ぶり８強

＜東福岡・市立船橋＞ＰＫ戦、相手５人目・杉岡を止める東福岡ＧＫ・脇野

第９４回全国高校サッカー第４日 東福岡０―０（ＰＫ４―３）市船橋

（1月3日 フクアリ）
　東福岡が最大の難所を突破し、８大会ぶりの８強入りを決めた。全国高校総体決勝の再戦となった市船橋との因縁対決はスコアレスのまま再びＰＫ戦へ。ここでＵ―１８日本代表ＧＫ脇野が冷静な読みと自慢の反射神経で相手キックを２本止めた。

　特に４―３で迎えた５人目。先蹴りの東福岡はＭＦ三宅が決めれば勝利という場面で失敗したが「まだ終わってない。俺が止めてやるから心配するな」と励まし、直後のＰＫを止めた。「インターハイのコースやモーションのイメージが残っていた」と脇野。５日には準々決勝で駒大高と対戦する。９７、９８年度の連覇以来の頂点へ向け、ＭＦ中村主将は「アウェーは慣れている。調子に乗らないように切り替える」と慢心はなかった。