20針縫っても執念フル出場 流血の槙野が衝撃シーン振り返る「肉が見えていた」

[ 2016年1月2日 05:30 ]

<浦和・G大阪>後半、浦和・槙野はG大阪・阿部と競り合う

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝 浦和1―2G大阪

(1月1日 味スタ)
 序盤のアクシデントを乗り越えてフル出場しながら敗れた浦和の日本代表DF槙野智章(28)は、試合終了の瞬間ピッチに倒れ込んで動けなかった。

 槙野は試合後、傷口をさいたま市内の病院で20針も縫う大けがを負ったことが分かったが、最後までピッチに立ち続けた。

 試合開始早々の前半4分、いきなりアクシデントに見舞われた。パトリックのシュートを阻止するためゴール前でスライディング。直後に右手のひらに激しい痛みを感じた。試合後、「西川のスパイクのポイントが入り、手のひらがぱっくり開いた。肉が見えていた」と衝撃的な言葉で負傷したシーンを振り返った槙野は、痛みに顔をゆがませ、体も震えていたほどだったが、ピッチ外で止血した後、執念のプレー続行。前半10分には左足でボレーシュートを放つなど、攻守に奮闘した。

 痛みをこらえて試合に出場し続けた槙野は、1点を追う後半29分に放った右足シュートも相手の日本代表GK東口にセーブされ、ロスタイム突入後の後半50分には再び決定的なシュートを放ったが、またしても東口に阻止され、試合終了の笛を聞いた。

 「いつも同じ展開で負けている。結果がすべて」とJ1第2ステージ、Jリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝に続くG大阪戦3連敗を受けとめた槙野は「(G大阪に)おめでとうと言わないといけないけど、悔しい」と厳しい表情。失点については、「分析されていた。防がないといけなかった」と振り返り、またしても無冠に終わったシーズンに「やめちゃいけない。続けないと。挑戦するのみ。それでこそプロ。試されている」と自らに言い聞かせるように、再起を誓った。

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