なでしこ佐々木監督“最終章”予告 悲願の金で「俺もサル」

[ 2016年1月2日 05:30 ]

笑顔を見せながらたこにサインする佐々木監督

 ノリさんが、完全燃焼宣言だ。リオ五輪で金メダルを狙うなでしこジャパンは2月29日から大阪でアジア最終予選を戦い、8月に本大会を迎える。07年からチームを率いる佐々木監督は「(16年は)大きな節目として、ハイパワーをリオへ向けて、最後ぐらいの気持ちでやる」と集大成として臨む決意を示した。

 「とにかく(金メダルを)目指して獲れれば言うことないけど、目指さなかったら到達しない。金メダルの信念を持って、まずは予選」と今年を見据えた。

 11年W杯ドイツ大会で初優勝を果たしたなでしこだが、五輪の頂点に手が届いていない。08年北京五輪は3位決定戦で敗れ、前回の12年ロンドン五輪で史上初の銀メダルを獲得。世界一になる難しさを痛感しているが、W杯制覇を境に世間からは「優勝」の二文字だけを求められるようになった。昨年のW杯カナダ大会で準優勝したが、話題は一過性に終わった。「みんな忘れちゃっている。1位じゃないとダメ。2位じゃダメなんです」。同大会後にもう一度、なでしこを束ねる覚悟を決めた。

 昨年12月にMF澤が電撃引退。レジェンド不在の難局と向き合うことになった。指揮官の悩みは尽きないが、新たな青写真が描かれている。主将は今まで通り宮間を希望。「男子よりも重い」と話す背番号10の後任については「進言してくれたら一番いい」と、立候補制を視野に入れた。澤が示してきた最後まで戦い抜く姿勢は、1月の合宿から後輩たちに刷り込むつもりだ。まずはアジア3枠のリオ五輪予選へ向け、全身全霊を注ぐ。

 サッカー界のスピルバーグ監督を自任する指揮官は言う。「年も明けて申(さる年)。俺も去る」。最終章であることを仰天予告。今年はドラマが待っているのか。佐々木監督が率いるなでしこに注目だ。

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