×

矢板中央が逆転勝ち 父はコンゴ人、森本同点弾で流れ変わった

[ 2015年12月31日 18:21 ]

<矢板中央・大分>後半、矢板中央・森本はヘディングでゴールを決め喜ぶ

第94回全国高校サッカー選手権1回戦 矢板中央2―1大分

(12月31日 等々力)
 矢板中央がコンゴ人の父を持つFW森本ヒマンの活躍で大分に2―1で逆転勝ちした。

 左ひざを痛めている森本はベンチスタートだったが、1点先行された後半から出場、12分にロングスローからヘディングを決めて同点。これで流れが変わった。「点を取れるとうれしい。よかった」と森本は振り返った。

 コンゴ出身の父・ムコンゴ・ディワクワヤさん(51)と母・文江さん(51)の間に、4人兄弟の次男として生まれた。高知で育ち、すぐに下館に移った。星キョーワァンとは幼なじみだが、共に中学入学時からサッカーを始め、恵まれた身体能力を生かして成長、誘われて矢板中央に来た。卒業後はそろって駒大に進学する。「コンゴには行ったことがない」という森本は「大学で一生懸命練習してオファーが来れば」と、Jリーグ、そして日本代表を目指す。

続きを表示

この記事のフォト

2015年12月31日のニュース