×

ブラッター氏CAS提訴へ 処分不服で「アイル・ビー・バック」

[ 2015年12月21日 21:18 ]

記者会見するFIFAのブラッター会長

 国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会から8年間の活動停止処分を科されたゼップ・ブラッター氏が21日、スイスのチューリヒで記者会見し「私自身とFIFAのために闘う」と述べ、処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴する意向を示した。

 右頬にばんそうこうを貼った姿で登場した同氏は、約50分間にわたって熱弁を振るった。重い処分が下されたことを「残念に思う」としながら、「恥じてはいない。来年2月26日まで私がFIFA会長だ」と言い切った。FIFA総会で選ばれた会長に対し、倫理委が活動停止処分を下すことへの疑問も呈した。

 プラティニ氏への支払いについては「紳士協定があった」とこれまでと同じ主張を繰り返し、2011年のFIFA会長選での賄賂との指摘を否定。今後はサッカーに関わる活動を禁じられるが、記者会見の最後は「アイル・ビー・バック(私は戻る)」と結んだ。(共同)

続きを表示

2015年12月21日のニュース