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“最強3位”だ!広島 アジア王者に2発逆転勝ち

[ 2015年12月21日 05:30 ]

広州恒大に勝利し、3位のポーズをとる広島の(左から)青山、佐藤、塩谷、森崎和

クラブW杯3位決定戦 広島2―1広州恒大

(12月20日 横浜国際)
 クラブW杯3位決定戦で広島はアジア王者に逆転勝ちした。前半4分に先制されながら、途中出場したFWドウグラスが殊勲の2得点を挙げた。後半25分、まずはCKから同点弾。同38分にはMF柏の突破から生まれた好機は、頭で流し込んだ。「監督から言われていたのは“シュートチャンスを見逃さない”ということ。PK戦になるのは嫌だった」と胸を張った。

 総合力を見せつけた勝利でもあった。準決勝のリバープレート戦から先発6人を変更。前線の3人は今季初の組み合わせだった。2試合ぶり先発のFW佐藤は「今大会で一番の収穫は、誰が出ても戦えることを再確認できたこと」と振り返った。その言葉通り、11日間の4試合で出場した選手は19人。全試合先発はGK林、DF塩谷、MF青山だけ。層の厚さを見せ07年浦和、08年G大阪に続く日本勢3度目の3位を勝ち取った。

 来季は2年ぶりにACLへ参戦する。「アジアとJリーグの戦いが並行してある中で、一部の選手だけでは戦えない。クラブの歴史はベスト16が最高。頂点を目指してやりたい」と森保監督。世界で証明した厚い選手層をベースに、広島は新たな挑戦に出る。

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