×

数年活動停止の可能性も…ブラッター氏ら21日に処分

[ 2015年12月20日 16:12 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)倫理委員会の裁定部門は、不正疑惑のある金銭授受のため暫定活動停止処分を科しているブラッター会長とプラティニ副会長に対する正式な処分を21日に発表する。AP通信によると、両者ともに数年間の活動停止処分が下される可能性がある。ブラッター氏は同日、記者会見を開く予定。

 2011年、ブラッター氏がFIFA資金から以前の職務の報酬としてプラティニ氏に200万スイスフラン(約2億4千万円)を支払ったことが不法だった疑いがあり、スイス検察当局が捜査に乗り出した。両者は金銭授受を認めているが、不正は否定している。

 FIFAは元幹部らによる汚職事件の渦中にあり、ブラッター氏は既に会長職を辞任する意向を表明。元フランス代表選手のプラティニ氏は後任を選ぶ来年2月の会長選へ立候補しているが、新たな処分となれば選挙戦からの撤退を迫られる。

 倫理委はことし10月、両者に90日間の暫定活動停止処分を科した。その後、調査を進めて今月17日にブラッター氏の聞き取りを実施。プラティニ氏は18日の聴聞会の出席を拒否した。(共同)

続きを表示

2015年12月20日のニュース