澤 皇后杯Vで有終飾る!指揮官「最大3戦、全部出てもらう」

[ 2015年12月18日 05:30 ]

会見を終え大勢の報道陣を前に一礼する澤(右端)

INAC澤が引退会見

(12月17日)
 レジェンドからなでしこの後輩へ――。ラスト3試合で「澤穂希」の全てを見せる。人生最大の決断をしたが、19日にはAS埼玉との皇后杯準々決勝が控える。今季無冠のINAC神戸にとって、残された唯一のタイトル。「最大で皇后杯が3試合残っている。応援していただいた皆さんに感謝の気持ちを込めてプレーして、サッカー選手、澤穂希として、最後に生きざまを見せたい」と誓った。

 日本最多の代表通算205試合83得点。澤の歩みは、女子サッカーの歴史そのものだ。2大会ぶりの出場権が懸かった04年アテネ五輪のアジア予選では、右膝半月板損傷に加え、極度の緊張で体にじんましんが出る満身創痍(そうい)の中で五輪切符獲得に貢献。11年W杯ドイツ大会決勝では延長後半の同点弾で優勝を成し遂げた。「自分が経験して思ったことは、結果が全て」。厳しい環境から始まった日本が世界屈指の強豪となり、なでしこ人気をつくり上げたのは、澤の結果にこだわる覚悟と、夢を諦めない姿勢に他ならない。

 精神的支柱を欠いたなでしこは、来年2月からリオ五輪アジア最終予選に挑む。「その大会は大事な試合になる。なでしこの選手たちにはリオ五輪に行って金メダルを獲ってもらいたい」と願う。澤も成し遂げられなかった五輪での金メダル。その夢を後輩に託す時が来たからこそ、残された現役生活の1分1秒まで見本となる。

 INAC神戸の松田監督は「3試合に全部出てもらう」と起用を明言した。女王のラストダンス。「一試合一試合、全ての力を出し切る。澤穂希らしい、泥くさい、最後まで諦めないひたむきなプレーを見せられたら」。最高のサッカー人生は、皇后杯優勝で完結する。

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