×

澤引退に大仁会長「遂に時がきたのか」佐々木監督「特別な選手」

[ 2015年12月16日 21:43 ]

澤穂希

 なでしこジャパンのMF澤穂希(37=INAC神戸)が今季限りで現役を引退することを表明したことを受け、日本サッカー協会の大仁邦彌会長(71)となでしこジャパンを率いる佐々木則夫監督(57)が16日、ともに日本協会を通じてコメントを発表。女子サッカー界をけん引してきたレジェンドをねぎらった。

 大仁会長はまず「『遂にそういう時がきたのか』という気持ちです」と率直な胸の内を表現。続いて「ひたむきにピッチを駆ける姿を見られなくなるのは寂しいですが、これから始まる第二の人生を応援したいとも思います。澤穂希選手の女子サッカーに対する貢献度は偉大で 、FIFAバロンドール2011の『FIFA年間最優秀選手賞』が示す通り、日本女子サッカーのレベルの高さを世界に示してくれました。澤選手には心から感謝の意を表したいと思います」と最大限の感謝の言葉をつづり、「これからもサッカーで培った経験を生かし、女子サッカーの発展のために力を貸してほしいと思っています。お疲れ様でした」とねぎらった。

 また、佐々木監督は「長年、日本の女子サッカーをリードしてきて、代表でも数々のワールドカップ、オリンピックに出場してきた偉大な選手です。日本代表の試合でも、ここぞというときに点を獲り、様々な戦いで勝利に導いてくれました。私自身が出会ったなかでも、特別な選手です。引退は残念ですが、次の人生でも彼女らしく輝き、引き続き幸せであるよう、常に願っています」と澤の第二の人生での幸せを願った。

続きを表示

2015年12月16日のニュース