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広島、日本勢初の決勝進出ならず 名門リーベルと互角勝負も及ばず

[ 2015年12月16日 21:21 ]

<広島・リバープレート>前半、シュートを放つ柏

クラブW杯準決勝 広島0―1リバープレート

(12月16日 長居)
 3年ぶりに日本で開催されているサッカーのクラブワールドカップ(W杯)は16日、大阪長居スタジアムで準決勝1試合と5位決定戦が行われ、クラブ初の4強入りを果たしたJリーグ王者の広島は南米王者のリバープレート(アルゼンチン)と準決勝で対戦。0―1で敗れ、日本勢初となる決勝進出を逃した。

 広島は、今季リーグ戦で史上最多タイとなるJ1通算157得点を達成したFW佐藤や準々決勝で途中出場してゴールを決めたFW浅野らがベンチスタートとなったが、アギーレ前監督時代の昨年に日本代表経験のあるFW皆川らが前半から何度も決定機をつくるなど、南米王者の名門相手に引けをとらない戦いぶりを見せた。

 だが、0―0で迎えた後半27分、リバープレートの長い右FKをキャッチにいったGK林がボールをつかみ切れずに弾いたボールにFWアラリオが頭から飛び込んで決められ、ついに失点。指揮を執った4年間で広島を3度のJ1優勝に導いた森保監督は後半21分、皆川に代えて浅野、先制を許した直後の31分にはMF茶島に代えて佐藤を投入して打開を図ったが、追いついて延長戦に持ち込むことはできなかった。

 連覇を果たした13年以来2年ぶりにJリーグを制した広島は、1回戦でオセアニア王者のオークランド(ニュージーランド)に2―0で快勝。同試合で負傷した野津田と柴崎の両MFを欠いた準々決勝ではアフリカ王者のマゼンベ(コンゴ)を3―0で一蹴し、クラブ初の4強入りを決めていたが、リバープレート戦は15日間で5試合目の過密日程だった。

 敗れた広島は20日に横浜国際総合競技場で行われる3位決定戦に回り、17日に行われるもう1つの準決勝、広州恒大(中国)―バルセロナ(スペイン)戦の敗者と3位の座を懸けて対戦する。

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