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J2降格の松本、反町監督の新参謀役に前清水監督の田坂和昭氏

[ 2015年12月15日 08:10 ]

田坂和昭氏

 J2に降格する松本の来季ヘッドコーチに、元日本代表MFで今季はJ2大分とJ1清水で監督を務めた田坂和昭氏(44)が就任することが14日、分かった。

 来季で就任5年目となる反町康治監督(51)とは平塚(現湘南)時代のチームメートで互いに気心が知れており、経験も豊富。かつて長谷川健太監督(現G大阪監督)の清水監督時代にヘッドコーチやサテライト監督を務め、当時なかなかベンチ入りできなかったFW岡崎慎司(現レスター)を日本代表へと成長させるなど情熱的な指導で知られており、反町監督の新たな参謀役として白羽の矢が立てられた。クラブは発展途上のチームを今後さらに飛躍させるべく、トップチームとアカデミー双方の強化に全力を注ぐ構えで、田坂氏のヘッドコーチ就任はその第一弾となる。

 広島県出身で、現役時代は平塚、清水、C大阪でプレーした田坂氏は2011年にJ2大分の監督に就任。12年にはJ2の6位からJ1昇格プレーオフを制してJ1へ“下克上”昇格を果たした。だが、13年はJ1最下位の18位に終わり、1年でJ2へ降格。昨季はJ2で7位だったが、今季は第16節を終えて2勝5分け9敗と振るわず、最下位だった6月に解任された。

 清水へは、その翌7月にヘッドコーチとして5年ぶりに復帰。8月には大榎克己前監督の辞任を受けて監督として指揮を執ったが、9試合で3分け6敗と未勝利のまま、10月17日に3試合を残してクラブ初のJ2降格が決定した。11月7日の山形戦で11試合ぶり勝利を挙げたが、10試合連続勝ちなしのクラブワーストを記録するなど任された12試合で1勝4分け7敗。11月19日に今季限りでの退任が発表されていた。

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2015年12月15日のニュース