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広島クラブ初4強!アフリカ王者に3発快勝 塩谷2戦連発、浅野も決めた

[ 2015年12月13日 21:20 ]

<広島・マゼンベ>前半ロスタイム、先制ゴールを決め喜ぶ塩谷(右)

クラブW杯準々決勝 広島3―0マゼンベ

(12月13日 長居)
 3年ぶりに日本で開催されているサッカーのクラブワールドカップ(W杯)は13日、大阪長居スタジアムで準々決勝2試合が行われ、Jリーグ王者の広島は3―0でアフリカ王者のマゼンベ(コンゴ)に快勝、クラブ史上初の4強入りを決めた。16日に行われる準決勝では南米王者の名門リバープレート(アルゼンチン)と対戦する。

 広島はオセアニア王者のオークランド(ニュージーランド)と対戦した10日の開幕戦で野津田、柴崎、清水がいずれも負傷交代。3つの交代枠をすべて負傷交代で使い切るアクシデントに見舞われた。清水はマゼンベ戦でもベンチ入りしたが、野津田は右膝内側側副靭帯損傷で全治8週間、柴崎は左膝後十字靭帯不全損傷で全治3週間とそれぞれ診断され、長期離脱を余儀なくされる事態となった。

 中2日で迎えた準々決勝は、その開幕戦から先発6人を入れ替え、今季のJ1リーグ戦で中山雅史(現JFL沼津)に並ぶ通算157得点を達成した佐藤や今季リーグ2位の21ゴールを量産したドウグラスらが先発復帰。今季リーグ戦出場3試合の茶島も先発に抜てきされた。

 そして前半終了間際の44分だった。茶島の右CKを佐々木が後方へ流し、走り込んだ塩谷が右足で押し込んで先制。DFながらオークランド戦に続いて2試合連続ゴールを決めると、後半11分には再び茶島の右CKを今度はやはりDFの千葉が頭で決めて追加点。24歳の茶島が森保監督の先発抜てきに応えて2得点に絡むと、後半30分に佐藤との交代でピッチに入った浅野がその3分後にミキッチの右クロスを頭で決めて、3ゴールを挙げての快勝となった。

 ▼森保監督 (相手は)身体能力に優れたチームで、序盤少し戸惑った部分もあるが、粘り強く対応して相手に自由にやらせない、そこから自分たちのペースに持ち込む、ボールを保持した時にはカウンター、あるいは相手が前から来た時にしっかりプレスに来るところは外しながら、いい形で取れたと思います。

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