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スポーツ仲裁裁判所、プラティニ副会長の不服申し立て却下

[ 2015年12月11日 18:54 ]

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は11日、不正の疑いがある金銭授受をめぐって国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会に科された90日間の暫定活動停止処分を不服とするFIFAのプラティニ副会長からの訴えを、却下する裁定を下した。「回復不能な損害が発生することはない」とした。

 ただ申し立ての一部は認めた。FIFA倫理委が来年1月5日まで残る現行の処分期間を延長することは禁じた。倫理委は今月中に正式な処分を発表する見込みとなっている。副会長は来年2月のFIFA会長選に立候補しており、この処分のため資格審査を保留されている。

 副会長は2011年、FIFAでの職務に対する報酬の名目で200万スイスフラン(約2億4千万円)をFIFAのブラッター会長から受け取った。これが不適切な支払いだったとの疑惑となり、スイス検察当局からも事情を聴かれていた。(共同)

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2015年12月11日のニュース