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手倉森監督 五輪最終予選見据え“カメレオン戦術”確立へ

[ 2015年12月9日 05:30 ]

練習で選手に指示を出すU―22日本代表の手倉森監督(左から2人目)

 来年1月に行われるリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(1月12日開幕、カタール)を控え中東遠征中のU―22日本代表は8日、ドーハ市内で10日の国際親善試合・U―22イエメン代表戦に向けて調整した。

 五輪切符を手に入れるためにはアジア最終予選で6試合を戦い抜く必要があるため、手倉森誠監督(48)は6通りのゲームプランを持つ必要性について言及した。「試合の最初15分(前へと)行くのか、行かないのかなど、6種類の(プランを)やる準備をしていきたい」とイエメン戦、13日のウズベキスタン戦で“カメレオン戦術”を確立していく考えだ。

 ピッチ上でゲームをコントロールするMF遠藤主将はイエメン戦について「試合が始まってやってみないと分からない」と話しながらも「基本的には失点しないように。まずは守備からやりたい」とプランの一端を明らかにした。試合当日は近隣のライバル国が視察に訪れる可能性が高いが、1つのゲームプランを見せることが“本番”へのカムフラージュにもなる。相手や状況によって色を変える自在性を手に入れて、準備を整える。

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2015年12月9日のニュース