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町田ホームで先勝、4年ぶりJ2復帰王手!大分はJ3初降格ピンチ

[ 2015年11月29日 14:26 ]

<町田・大分>前半終了間際、同点ゴールを決め祝福される町田・鈴木孝(左端)

J2・J3入れ替え戦第1戦 町田2―1大分

(11月29日 町田)
 J2の21位・大分とJ3の2位・町田が対戦する「J2・J3入れ替え戦」は29日、町田市立陸上競技場で第1戦が行われ、ホームの町田が2―1で勝って2012年以来4年ぶりのJ2昇格に王手をかけた。第1戦で敗れた大分は、J1で戦った13年からわずか2年でクラブ初となるJ3降格が現実味を帯びてきた。第2戦は12月6日に大分銀行ドームで行われる。

 試合は立ち上がりからホームの町田が主導権を握り、前半7分にはFW戸島のヘディングシュートが左ポスト直撃する惜しい場面も。しかし先手を取ったのは大分で、同22分、MF松本の右FKをペナルティーエリア内でDFダニエルが頭で合わせ、アウェーで1―0のリードを奪った。町田は前半終了間際のロスタイム、左サイドでボールを受けたFW鈴木孝が左足で見事なハーフボレーを突き刺して試合を振り出しに戻した。

 町田は後半27分には、鈴木孝がドリブル突破から左へパスを送り、グラウンダーの折り返しをスライディングで押し込んで勝ち越しに成功。大分は同31分にDF若狭が警告2回で、終了間際の43分にはDF鈴木が一発レッドで相次いで退場となるアクシデントもあり、反撃の機会もないまま敵地で敗れた。

 大分は最下位に沈んでいた6月に田坂和昭前監督(44=前J1清水監督)を解任。後任に強化・育成部長を務めていた柳田伸明監督(44)が就任して最下位からは脱出したが、最後に4連敗を喫して入れ替え戦に回る21位でシーズンを終了し、試合後には青野浩志社長(59)が成績不振を理由に年内で引責辞任することを表明していた。

 大分が降格すると、J1経験チームのJ3降格は史上初。また、大分は2008年にナビスコ杯で優勝しており、国内主要タイトル獲得チームのJ3降格も史上初の屈辱となる。

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2015年11月29日のニュース