×

鹿島 36歳MF本山が退団…18年間ひと筋、21タイトル獲得に貢献も

[ 2015年11月26日 18:20 ]

鹿島を退団することが発表された本山雅志

 J1鹿島は26日、元日本代表MF本山雅志(36)、FWダヴィ(31)、GK佐藤昭大(29)、DF鈴木隆雅(21)の4選手が今季限りで退団すると発表した。

 福岡県出身の本山は東福岡高校時代に高校3冠に輝き、1998年に鹿島入り。以降18年間鹿島ひと筋でプレーし、Jリーグ優勝6回を筆頭にナビスコ杯5回、天皇杯3回など21個のタイトル獲得に貢献した。J1通算365試合38得点。

 1999年にはU―20日本代表のメンバーとして同学年のDF中田浩(元鹿島)、MF稲本(現J2札幌)、MF小野(現J2札幌)、FW高原(現J3相模原)らと世界ユース選手権(現U―20W杯)ナイジェリア大会準優勝。“黄金世代”と呼ばれた1979年生まれの中心選手で、2000年にはU―23日本代表としてシドニー五輪に出場したほか同年からA代表にも選出され、国際Aマッチにも28試合出場(0得点)した。

 本山はクラブを通じて「高校卒業からプロの世界に飛び込み、鹿島アントラーズという最高の環境で18年もの間サッカーができたことは、本当に幸せでした。試合前の空気、ピッチで戦う誇り、サポーターの声、タイトルの歓喜。今後を考えるうえで自分のキャリアを振り返ったとき、色々な情景や感情が沸いてきました。しかし、最後には、やはり『まだピッチに立ち続けたい』という気持ちが残りました。試合に出場して、チームに貢献したい。プロ選手としてあるべき姿を追い求めたいという願いから、退団を決意しました。ここから新たな挑戦が始まります。これまでともに戦ってきたチームやクラブスタッフ、スポンサーや地域の皆さま、そして最愛なるサポーターの皆さんには、本当にお世話になりました。皆さんへの感謝の気持ちを表現しようとしても、言葉ではとても伝えきれません。いつの日か恩返しができるよう、アントラーズで得たものすべてを次の挑戦につなげたいと思います。18年間、素晴らしい経験をありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします」とコメントした。

続きを表示

2015年11月26日のニュース