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先発復帰メッシ効果だ!バルサ 6発大勝でCL1次L首位突破

[ 2015年11月26日 05:30 ]

ローマ戦で先制ゴールを決めたスアレス(中央)を祝福するバルセロナのFWメッシ(左)(AP)

 欧州CL1次リーグ第5節は8試合が24日に行われ、連覇を狙うE組のバルセロナはローマに6―1で大勝し、勝ち点を13に伸ばして1位で16強による決勝トーナメント進出を決めた。負傷から先発復帰したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(28)が2得点と活躍。またF組のバイエルン・ミュンヘンもオリンピアコスに4―0で快勝し、勝ち点を12として1次リーグ突破を果たした。

【E組順位表 F組順位表】

 スタメン復帰のエースがゴールラッシュを呼んだ。メッシが左膝を負傷した9月26日の国内リーグ・ラスパルマス戦以来、2カ月ぶりの先発でフル出場を果たした。途中出場した21日の同Rマドリード戦に続く復帰2戦目で2ゴールを挙げて「復帰したばかりだが調子はいい。90分間プレーできてうれしい」と笑みを浮かべた。

 メッシの2発は、ともにトリデンテ(三銃士)と呼ばれる強力3トップの好連係から生まれた。1―0の前半18分、ネイマール→メッシ→ネイマール→スアレス→メッシと全てワンタッチでつなぎ、最後はループ弾。さらに4―0の後半15分、ペナルティーエリア内に相手選手8人が戻ってくる中をネイマール→スアレス→メッシとつないでダメ押し弾を決めた。

 スター同士のエゴとは無縁だ。昨季公式戦で計122得点を挙げたスアレス、ネイマールとのトリオ「MSN」について、メッシは「毎試合プレーを楽しもうと気持ちが合っているのは本当だ」と相性の良さを強調。21日のRマドリード戦までスアレスとネイマールが公式戦4試合連続のアベック弾を決めるなどエースの穴を埋めたが、メッシの復帰でさらに攻撃力がアップ。ルイス・エンリケ監督は「3人は宝。共存がチームのためになる」と誇る。

 6発大勝で1次リーグ突破が決定。「クラブW杯をはじめ重要な試合が残っている。このレベルをキープしたい」とメッシ。来月のクラブW杯で日本のファンは世界最高の3トップを見られそうだ。

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