【大久保嘉人独占手記】“終わった選手”が得点王「自分でも驚き」

[ 2015年11月23日 09:30 ]

<川崎F・仙台>試合後のセレモニーで3年連続得点王のボードを持ち上げる大久保 

J1第2ステージ最終節 川崎F1―0仙台

(11月22日 等々力)
 うれしいという言葉しか浮かばない。この年齢(33歳)で得点王が獲れて、まだまだやれるという自信になる。よく3年も得点王が獲れたと自分でも驚いている。

 今季は開幕の横浜戦でゴールを決められて、いいスタートが切れたが、得点王になれるとは思わなかった。7月、宇佐美に4点離された時は駄目だと思った。「いっそのこと、もっと離されないかな」と思った。周囲から「宇佐美に負けないで」と励まされるのはありがたかったが、もの凄いプレッシャーだった。

 神戸でいい成績が残せず川崎Fに来た時は“終わった選手”だったが、3年連続得点王とは自分でも驚いている。FWで使われたことも大きいが、加入2試合目で点が取れて、溶け込めたことが自信になった。決め方も川崎Fでつかんだ。シュート練習で、ただ蹴るのではなく、GKの位置を見てコースを狙って蹴ることを心掛けた。ただ力任せに蹴るのではなく、意図を持ってシュートするようになって精度が上がった。

 得点王になれたのは周囲の助けがあってのこと。家族やチームメート、サポーターに感謝したい。試合中はサッカーのことしか考えないが、療養中の莉瑛も点を取れば喜んでくれるし、励みになっていると思う。7月に病院で医師から説明を聞いた時は驚いたがサッカーでいいプレーをするしかないと思った。チームメートのサポートもありがたかった。みんなが頑張ってチャンスをつくり、パスをくれたから点が取れた。みんなの気持ちに応えるためにも、得点王は獲りたかった。

 3年連続は自分もまさかという感じだ。この先も点を取り続けていきたい。(川崎F、FW)

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