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香川、見せ場なし前半途中交代 テロ影響で異様雰囲気「難しかった」

[ 2015年11月22日 05:30 ]

<ハンブルガーSVドルトムント>前半、攻め込む香川(右)

ブンデスリーガ第13節 ドルトムント1―3ハンブルガーSV

(11月20日)
 ドルトムントの日本代表MF香川真司(26)は20日、アウェーのハンブルガーSV戦に先発した。4―3―3の左インサイドハーフの位置に入ったが、見せ場をつくれずに前半だけで途中交代。試合も1―3で敗れた。ハンブルガーSVのDF酒井高徳(24)は右サイドバックでフル出場して勝利に貢献した。

 異様な雰囲気だった。パリで起きた同時多発テロを受け、荷物検査など警備が強化された影響で、試合開始が15分遅れる非常事態。空席も目立つ中、香川は左インサイドハーフで先発したが、ボールに触る機会が少なかった。7日のシャルケ戦に続くリーグ2試合連続弾はならず、前半だけで途中交代。「雰囲気的に親善試合のようで、難しかった。こんな雰囲気は初めてに近かったけど、それは言い訳にはならない」と唇をかんだ。

 日本代表の東南アジア遠征を終えて、18日夜にドイツ入り。試合前日の19日はリカバリーに充て、全体練習に合流することなく試合を迎えていた。「監督から体調のことを聞かれて、自分で“いける”と言った中で、責任を持って試合に入ったけど、この出来だった。落ち込んでも仕方ない。切り替えるしかない」。26日の欧州リーグ、アウェー・クラスノダール戦(ロシア)での巻き返しを期した。 

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2015年11月22日のニュース