杉山浩　来季も清水で！！降格決定後チーム初の残留宣言

来季も清水でプレーすることを明言した杉山浩

　清水のＭＦ杉山浩が来季もチームに残留することを明言した。来季の去就について選手自ら口にしたのは初。チームの全体練習後に取材に応じ「残留します。少し早いですけど、自分の意思は決まっていた」ときっぱりと話した。

　チーム愛を貫いた。ジュニアユースから清水育ち。０８年から２年間は柏に期限付き移籍したが、清水復帰後はボランチやセンターバックで存在感を発揮し、１３、１４年には主将を務めた。チームへの思い入れは誰よりも強く「小学生の頃からお世話になってきたチーム。たまに大嫌いになるくらい好きなチーム。だからこそ、やろうと（決めた）」と決断の理由を明かした。

　今季は最終戦を残し９試合の出場にとどまり「納得いかないことが多かった」と唇をかむ。シーズン中には柏など他クラブから獲得オファーが届いた。１０月１７日にはクラブ初のＪ２降格が確定。それでも「チームにとって初めてのピンチのときに、自分がいないのは考えられなかった。厳しいけど、１年で上がるのが目標。少しでも力になりたい」と決意を込めた。

　１２月１５日付で強化育成本部長兼強化部長に就任する伊達氏とも既に言葉を交わし、今季終了後から具体的な契約交渉に入るという。