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停滞するハリルJ、解決策は?加茂周氏「若手が3、4人出てこないと」

[ 2015年11月18日 11:17 ]

カンボジア戦終了後、ベンチでぼう然とするハリルホジッチ監督

W杯アジア2次予選E組 日本2―0カンボジア

(11月17日 プノンペン)
 W杯予選なので勝ち点3を取ったことが何よりだが、前半は良くなかった。8人も先発を入れ替えたこともあるが、チームとしてどうやって相手を崩そうとしているのかよく見えなかった。

 攻撃のスイッチを入れる香川が一度ボランチにパスし、そこから前線にロングパスを出して攻撃を組み立てようとしても、前で動くのが岡崎1人だけでは出しどころが限られる。攻撃に工夫がないということだ。後半から柏木が入って攻撃のテンポが良くなった。年齢的にもボランチは柏木を軸にしてもいい。視野が広く、DFラインの裏を狙うパスが出せるし、キックも正確。守備型の長谷部や遠藤、山口と組み合わせればバランスも取れると思う。

 後半相手の足が止まって追加点が取れたが、今のような戦い方では劇的に日本代表が良くなるとは思えない。若手が3、4人、出てくるしか解決策はない。宇佐美、原口は経験は十分に積んでいるのだから、試合でもっと自分の得意な形を出せるように、自分から持っていけるようにならないと変化は起きないと思う。(元日本代表監督)

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2015年11月18日のニュース