×

C大阪、異例“残り1戦”交代劇!アウトゥオリ監督退任、大熊強化部長昇格

[ 2015年11月17日 15:02 ]

退任するC大阪のアウトゥオリ監督

 J2C大阪は17日、パウロ・アウトゥオリ監督(59)が退任し、大熊清強化部長(51)が新監督に就任することを発表した。リーグ戦最終節1試合のみを残す状況での監督交代は異例の措置。事実上の解任で、アウトゥオリ監督は契約を残しながらも、双方の話し合いの末にクラブから離れることに合意した。

 ジルヴァン・フィジカルコーチ(60)も退任することになり、昨季も含めれば2シーズンで4度目の監督交代になった。緊急会見に出席した玉田社長は「ここ数試合、悪い流れになっていて、じり貧のようになっていた。(それで)あと1試合での退任になってしまいました」と説明した。

 かつてサンパウロFCで世界一にも輝いたアウトゥオリ監督は今季から指揮を執り、開幕から6戦無敗と好スタートを切りながらも中盤に失速。元ウルグアイ代表FWフォルランらの退団後に一度は盛り返したが再失速した。最近5試合勝ちなしと低迷し、目標としていた自動昇格の可能性は完全消滅。終盤戦でのターンオーバー制や度重なるシステム変更など不可解な采配が続いていた。

 新たに指揮を執る大熊監督は、過去にFC東京や大宮の監督、日本代表のコーチなどを歴任。この日に大阪市此花区で行われた練習から指揮を執り「頭を使おう!」「いくぞ!」など選手たちに積極的に声をかけた。会見では玉田社長と同席し「残りの試合をしっかりと戦って目標を達成したい。原点に帰って一丸となってやっていく」と抱負を語った。

 C大阪は現在4位でJ1昇格プレーオフ進出は決めており、最終節の東京V戦(23日、金鳥)で最終順位が確定する。プレーオフを含めれば、今季は残り最大3試合となっている。

続きを表示

この記事のフォト

2015年11月17日のニュース