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香川 俊輔の24発並ぶ!トップ下での先発復帰に意気込む

[ 2015年11月17日 05:30 ]

リラックッスムードでフィジカルトレをこなす香川

W杯アジア2次予選E組 日本―カンボジア

(11月17日 カンボジア・プノンペン)
 10番の歴史を塗り替える時がきた。カンボジア戦でのスタメン復帰が濃厚な香川は、試合前日のゲーム形式の練習でもトップ下に入ってプレー。「次はメンバーも代わると思うし、しっかりと勝ち切りたい。最後のところでイメージを共有できたらゴールにつながると思う」と意気込んだ。

 視界にあるのが代表通算得点のランキングだ。シンガポール戦を終えた時点で23得点。1ゴール加えることで背番号10の代名詞とも言える中村俊輔の24得点に並び、2ゴール決めれば上回る。

 香川にとっては目標としてきた到達点。「日本代表の10番といえば中村俊輔さんのイメージが強い。結果を残して香川真司という自分なりの10番像を作っていきたい」と語ったことがある。今回の東南アジア遠征で現地のサッカーファンから最も歓声を浴びたのが現10番だった。実力に人気を兼ね備えながら偉大なエースになるべく順調なステップを踏んできた。

 所属するドルトムントでは今季、インサイドハーフの新たな役割を任され、公式戦19試合で7得点と活躍している。日の丸を背負えば、さらに得意なトップ下が定位置だ。「より高い位置でプレーできる」と出番を心待ちにする。12日のシンガポール戦ではトップ下で先発した清武が好プレーで存在感を発揮するなど代表でのポジション争いが激しくなってきたが、簡単に譲るつもりはない。真価を見せつける。

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2015年11月17日のニュース