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佐々木監督 ベテラン呼ばず…遠征は主力+若手の化学反応に期待

[ 2015年11月17日 05:30 ]

オランダ戦に向けたメンバーを発表するなでしこジャパンの佐々木監督

 日本サッカー協会は今月23日からオランダ遠征を行うなでしこジャパンのメンバー20人を発表した。MF澤穂希(37=INAC神戸)らベテランが外れ、キャップ数の少ない中堅、若手を大量招集。佐々木則夫監督(57)は主力と新戦力の融合に期待した。なでしこジャパンは29日にオランダ代表との親善試合を行う。

 リオデジャネイロ五輪へ、なでしこのサバイバルは続く。今回発表された20人中、W杯準優勝メンバーは半数の10人。澤、大野、近賀ら能力を把握済みのベテランが外れ、過去に招集歴のある中堅、若手が名を連ねた。8月の東アジア杯やリーグ戦でアピールに成功した選手が生き残り、佐々木監督は「リオ五輪へ向けての選考を踏まえたエントリー」と説明した。

 東アジア杯で新戦力の仕分けを行い、今遠征はその第2段階。「経験のある選手はイメージが分かる」とベテランを外した指揮官だが、宮間、大儀見、岩清水ら攻守の核となる主力は残した。「軸の選手がいることで若い選手のパフォーマンスが上がると計算している。今回のオランダ戦でテストしてみたい」と指揮官。W杯準優勝を果たした“1軍”と化学反応を生み出せる新戦力が、来年2月開幕のリオ五輪最終予選への道を切り開くことになる。

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2015年11月17日のニュース