“ブッフォン2世”16歳GKドンナルンマ、セリエA最年少先発デビュー

[ 2015年10月27日 11:10 ]

サッスオーロ戦で先発GKとしてリーグ最年少デビューを果たしたACミランの16歳ドンナルンマ

 イタリアに超大型新人が誕生した。ACミランのU―17イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(16)が25日、ホームのサッスオーロ戦でセリエAデビュー。フル出場を果たし、2―1でチーム4試合ぶりの勝利に貢献した。16歳242日での先発出場はGKとしてリーグ最年少記録。“ブッフォン2世”と呼ばれる身長1メートル96の若き守護神に迫った。

【セリエA順位表】

 ベルルスコーニ名誉会長が観戦した“御前試合で”16歳のドンナルンマがGKとしてセリエA史上最年少先発を果たした。背番号と同じ99年生まれとは思えぬ1メートル96の恵まれた体格で、プロ初戦とは思えぬ堂々たるプレーを披露した。

 初セーブは前半7分。ショートバウンドした難しいミドルシュートを落ち着いてキャッチした。プロの洗礼も浴びた。1―0の後半8分、相手FWベラルディの直接FKで逆を突かれ失点。それでも終盤にチームが勝ち越した後は、長身を生かしてハイボールをクリアするなどリードを守り切った。元スペイン代表GKディエゴ・ロペスから先発を奪った実力を証明。ミハイロビッチ監督は「年齢は関係ない。良い選手かどうかだ」と大抜てきの理由を説明した。

 同じファーストネームのイタリア代表GKブッフォンの“後継者”として期待されるドンナルンマ。2年前にナポリ近郊の地元クラブからACミランの下部組織入りした時点で“規格外”だった。当時、地元メディアに「(ミラン入りは)天にも昇る気持ち。憧れはブッフォンです」と答えていたが、14歳で既に身長は1メートル93。しかも反応は俊敏で足元の技術も高いという評判は全国にとどろいていた。その才能にほれ込んだのが大物代理人のライオラ氏。FWイブラヒモビッチ(パリSG)らを抱える敏腕エージェントとミラン入り前に代理人契約を結んだ。

 ミラン下部組織では1年でプリマベーラ(ユース)に2段階特進。セーブ力だけでなく、年上の選手を堂々とリードする精神力でも評価を上げた。今年2月にはトップチームでベンチ入りするまでに成長。3月には契約を18年まで延長した。

 ミハイロビッチ監督は「ディエゴ・ロペスを(スタメンから)落としたわけではないが、今は彼よりも安定している」と今後もドンナルンマを先発起用することを示唆。早熟の大器が名門復活の鍵を握るかもしれない。

 ◆ジャンルイジ・ドンナルンマ 1999年2月25日、ナポリ近郊のカステラマーレディスタビア生まれの16歳。地元クラブのユーベ・スタビアから13年にACミランの下部組織に加入。U―15、16、17イタリア代表で、今年5月のU―17欧州選手権は6試合にフル出場(ベスト8)。兄アントニオ(25)もGKでジェノアに所属。1メートル96、90キロ。

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