J2磐田、天国の奥大介さんに捧げる今季20勝目「力貸してくれたと…」

[ 2015年10月18日 16:07 ]

J2第37節 磐田3―0札幌

(10月18日 ヤマハ)
 指揮官不在の磐田が3―0で札幌に完勝し、今季20勝目に到達。勝ち点を69に伸ばしてJ1自動昇格圏の2位を死守した。

 名波浩監督(42)が前節・水戸戦で退席処分を受けてベンチ入り停止のため、代わりに指揮を執った鈴木秀人ヘッドコーチ(41)は「90分間、闘う姿勢でボールにいこう」と選手を送り出し、見事に3得点&完封勝利。「いい勝ち方で勢いがつく」と8戦負けなしとなる勝利を振り返った。

 どうしても負けられない1戦だった。昨年10月17日、磐田の黄金期を築いたOBの奥大介さんが交通事故のため38歳の若さで他界。一周忌の命日となった17日の練習前には黙とうを捧げ、この日のベンチには、奥さんが現役時代に着用した背番号8のユニホームが掲げられていた。

 そして迎えた後半10分だった。奇しくも奥さんと同じ背番号8のFWジェイが右クロスを頭で仕留めて先制。そのままベンチに走ったジェイは両手で何度も奥さんのユニホームを掲げると、後半21分にも相手GKの股下を抜く“技あり”ゴール。終了間際の同43分にはFW森島のゴールも決まって大量3点のゴールラッシュで勝利をものにした。

 現役時代、奥さんとともに黄金時代を築いた鈴木ヘッドコーチは「大介も力を貸してくれたと思う」とかみしめるように一言。持ち前の突破力でジェイの2点目と森島のゴールを演出したアダイウトンは「奥大介さんにこの勝利を捧げたい。僕たちは彼のためにもハードワークした。天国で喜んでくれていると思う」と空を見つめた。

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