新潟“ライバル”松本を一蹴!!13位浮上で残留へ大前進

[ 2015年10月18日 05:30 ]

<新潟・松本>後半、端山(37)がゴールを決め喜ぶ新潟イレブン

J1第2S第14節 新潟2―0松本

(10月17日 デンカS)
 残留が見えてきた!新潟はホームで松本に2―0で勝ち、年間順位が13位に浮上した。後半16分に特別指定選手のMF端山豪(22=慶大)が初ゴールを決めると、同19分にはFKからDF大井健太郎(31)が頭で追加点。9月19日のアウェー神戸戦以来、3試合ぶりの白星で勝ち点を33に伸ばし、残り3試合で、降格圏最上位の16位・松本との差を6に広げた。

 GKが動けなかった。一直線に伸びた端山のシュートは、ゴール右隅に吸い込まれた。大一番の勝利を呼び込む先制ゴールは、慶大4年生が決めた。今季最多の3万人超で埋まったスタジアムに、白地で「アイシテルニイガタ」の文字を浮かび上がらせたサポーターに、歓喜をもたらした。

 「シュートはずっと狙っていた。入った瞬間は何が起こったのか、分からなくて。ネットが揺れて、入ったんだと…。頭が真っ白になった」。真っ先に柳下監督に抱きついた端山は、端正な顔を喜びでほころばせて振り返った。「練習で、試合でよくなくても使ってくれた監督への感謝の思いが出た」。来季の入団が内定しているホープにとっては、自らのプロキャリアをJ1で迎えるためのゴールにもなった。

 「顔がいいから(端山を)受け止めた」と笑わせた柳下監督は「ハーフタイムに、ミドルを打って落ち着けと言った。練習でいいミドルを打っているから」と明かす。それでも「前半は1人だけついていけていなかった。ゴール以外はよくなかった」と苦言も忘れなかったが、見事に端山のよさを引き出した。

 東京ヴェルディユース出身で、松本の反町康治監督は大学の先輩に当たる。同じ慶大出身の日本代表FW武藤嘉紀に続く「反町三世」の呼び名もある。同じ端正な顔から「武藤二世」とも呼ばれそうだが、武藤を「ライバル。彼よりも点を取りたい」と意識する。

 ただ、大一番での大仕事は、大学での経験が糧になった。「(13年の関東大学リーグで)残留争いをして、夜も眠れない経験をした」。それと「J1とは全然、違う」と言うが、残留か、降格かの厳しさは知っていた。

 会場にはFW指宿を見にきたといわれる日本代表のハリルホジッチ監督(63)も初めて訪れた。「代表はまだまだ。(武藤に負けないように)自分も成長して、まずはアルビに欠かせない選手になりたい」。厳しい試合を乗り切った先輩に引き立てられ、結果を残した端山が、残留だけでなく、来季への希望もチームにもたらした。

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