鹿島 19歳の新人・鈴木優がV弾!第2S優勝争い踏みとどまる

[ 2015年10月18日 05:30 ]

<鹿島・柏>後半ロスタイム、決勝ゴールを決め雄叫びをあげる鹿島・鈴木

J1第2S第14節 鹿島3―2柏

(10月17日 カシマ)
 両手を広げて膝からピッチに滑り込み、喜びを体全体で表現した。後半38分から途中出場した鈴木優は2―2の後半ロスタイム、右サイドを抜け出したMFカイオのシュート気味のクロスに対し、ゴール左に走り込んで左足で押し込んだ。「(決めた瞬間は)頭が真っ白でした。カイオくんが持った時に(ボールが)流れてくると信じていた」と興奮気味に振り返った。引き分けていれば優勝争いから後退していた鹿島だったが、ルーキーの一発が背を押した。

 14日に行われたJ2水戸との天皇杯3回戦で敗れ、3冠の可能性が消滅した。主力を温存したとはいえ、タイトル獲得を義務づけられているチームにあって、格下相手の早期敗退は屈辱だった。鈴木優はフル出場しながら無得点。「熱い気持ちが欠けていた。その中で120分使ってくれた石井さん(監督)に恩返しをしたかった。結果が出せて良かった」。今度は責任を果たしてみせた。

 泥くさくゴールに迫るタイプ。理想のFWには日本代表の岡崎慎司(29)を挙げる。だが、身近にもお手本はいる。日本代表のハリルホジッチ監督も注目するFW金崎だ。「夢生くん(金崎)は目指す上にいる。少しでも吸収しようと直接(話を)聞いたりもしている」。後半24分に脇腹をポストに当てながら同点弾を決めた先輩を生きた教材に成長を重ねる。

 この日はクラブOBの元ブラジル代表MFレオナルド氏(46)がスタンドから観戦した。「アントラーズをつくってくれた人。今度は自分たちが新たな1ページを刻んでいきたい」。過去16個のタイトルは知らない。9月12日のG大阪戦でデビュー戦ゴールを決めたばかりだが、リオデジャネイロ五輪を目指すU―22日本代表候補の19歳が、新たな黄金期を築くための一翼を担う。

 ◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれの19歳。小1でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース―鹿島ユース。14年に2種登録。今季、トップ昇格。1メートル80、68キロ。利き足は右。通算4試合2得点。

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