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9戦勝ちなし清水、J1残留厳しく…田坂監督「負ければ終わりと分かっていた」

[ 2015年10月17日 16:41 ]

<清水・仙台>選手と握手を交わす清水・田坂監督
Photo By スポニチ

J1第2ステージ第14節 清水0―1仙台

(10月17日 アイスタ)
 同じくJ1残留争いの渦中にあった仙台にも敗れ、ついにリーグ戦4連敗で9試合勝ちなし。クラブ史上初のJ2降格決定がいよいよ目前に迫った清水の田坂和昭監督(44)は「負ければ終わりというのは分かっていた。選手は走る、闘うというところは真摯(し)にグラウンドでやってくれたが、率直に受け止めるなら力がなかったということ」と厳しい表情で現実を受け止めた。

 7月29日の横浜戦(日産ス)に2―1で勝った試合を最後に大榎克己前監督(50)が辞任。コーチから後任に就任した田坂監督は8月12日の湘南戦(アイスタ)から指揮を執って来たが、田坂体制で9試合を戦って3分け6敗といまだに白星がない。

 その間、9試合でわずか5得点。反対に失点は16に膨らんだ。この日も前半4分にコーナーキックからあっさり失点すると、反撃できずに前節の松本戦から2試合連続の零敗。田坂監督は「やはりゴールを奪えなかったのは問題ですし、ゴールを守れなかったっていうのも問題。そこは(リーグ中断の)2週間で準備してきましたが…」と悔しがった。

 今夜行われる松本戦で年間15位の新潟が引き分け以上ならば、清水のクラブ史上初となるJ2降格が決まるが、仮に新潟が敗れたとしてもすでに年間勝ち点は30。清水は柏、山形、甲府と対戦する残り3試合に全勝しても勝ち点30で、残留は極めて難しくなった。

 GK杉山やDF角田は試合後しばらく経ってもピッチにうずくまって動けず、DF鎌田は号泣。田坂監督は「このままじゃ選手も終われないと思う。次の試合に向けてまた準備したい」と必死に前を向いた。

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2015年10月17日のニュース