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清水 残留は“風前の灯”に…今夜新潟引き分け以上で初のJ2降格決定

[ 2015年10月17日 15:54 ]

<清水・仙台>仙台に敗れガックリの清水イレブン

J1第2ステージ第14節 清水0―1仙台

(10月17日 アイスタ)
 “サッカー王国”清水がいよいよ土俵際に追い詰められた。J1年間最下位の18位に低迷する清水は17日、ホームの静岡・IAIスタジアム日本平で同12位の仙台に0―1で敗れ、リーグ戦4連敗で9試合勝ちなし。年間15位の新潟が、同日午後6時半から行われる松本戦で引き分け以上ならば、清水のクラブ史上初となるJ2降格が決定する。

 試合開始早々から、課題の守備がもろさを露呈した。前半4分、コーナーキックから仙台の長身FWハモン・ロペスに頭で決められ、失点。DFのマークがずれ、いとも簡単に先制点を許す厳しいスタートとなると、点取り屋のFW鄭大世(チョン・テセ)を累積警告による出場停止で欠く攻撃陣は、わずか1点を最後までハネ返すことができなかった。この日の降格決定を回避するためには、まずは自分たちが勝つしかないという崖っぷち。だが、そんな最終局面でも年間勝ち点を21から積み上げることはできなかった。

 試合終了の瞬間、選手たちはピッチに崩れ落ち、スタンドをチームカラーのオレンジで染めたサポーターからは悲鳴が上がった。Jリーグ初年度の1993年から参戦してきた10チーム、いわゆる“オリジナル10”のひとつである清水にとって初となるJ2降格がいよいよ目の前に迫って来た。

 

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2015年10月17日のニュース