鹿島 0差肉薄!柴崎、悪芝でもピタリ先制アシストで勝利貢献

[ 2015年10月4日 05:30 ]

<神戸・鹿島> 後半、チーム2点目のゴールを決めたカイオ(手前)と抱き合って喜ぶ鹿島・柴崎

J1第2S第13節 鹿島2―0神戸

(10月3日 ノエスタ)
 鹿島は3日、敵地で神戸を2―0で下し、第2ステージ首位の広島に勝ち点で並んだ。日本代表MF柴崎岳(23)が先制アシストで勝利に貢献。W杯アジア2次予選シリア戦を8日に控える中、代表での定位置奪取に弾みをつけた。年間最下位の清水は松本との降格圏同士の直接対決に0―1で敗れ、次節17日のホーム仙台戦で初のJ2降格が確定する可能性が出てきた。

 ややがに股になる独特の構えで柴崎はボールの軌道を思い描いた。前半25分の右CK。そろそろと助走をとると、右足で放ったボールはカーブ回転がかかり、DF山本の頭にピンポイントで合った。「ニアを狙っていた。毎回どの試合も味方に当たるように、狙って蹴っている。(直前に)ミドル(シュート)を外していたので、気持ちも入っていました」。鹿島に主導権をもたらすゴールを演出した。

 劣悪なピッチにも負けなかった。試合が行われたノエビアスタジアムは芝の育成状況が悪く、いたる所が剥がれてボコボコ。鹿島は従来のつなぐスタイルを捨て、ロングボール主体の攻撃に切り替えた。そして、足元の悪さに影響を受けないCKからの得点。狙い通りの試合運びで勝ち点3を獲得した。若き司令塔は「本来のサッカーはできなかったが、これもサッカー。これはこれで楽しかった」とまで言った。

 第2ステージ2位ながら、この日の勝利で首位の広島と勝ち点28で並び、得失点差に肉薄した。年間勝ち点で3位以内に入るのは厳しい状況で、チャンピオンシップに出場するためには、現実的にはステージ優勝を果たすしかない。柴崎も「(広島と)得失点差が開いているんで、勝つしかない」と残り4試合、全て勝ってタイトルを獲得するつもりだ。

 日本代表戦にも弾みをつけた。9月のW杯アジア2次予選2試合では出番を得られず、悔しい思いをしたが「良い流れを代表に持っていきたい。(試合に出たいと)全員が思っている。練習から自分のプレーを出していきたい」と、巻き返しを誓う。鹿島は7、11日に行われるナビスコ杯の準決勝でも神戸と対戦するが、柴崎は代表の遠征で欠場する。決勝への切符は仲間に託して、日の丸を背負った戦いに集中する。

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