清水 次節にも降格…田坂監督、就任後9戦勝ちなし「私の責任」

[ 2015年10月4日 05:30 ]

<松本・清水>敗戦後、肩を落とす清水イレブン

J1第2S第13節 清水0―1松本

(10月3日 松本)
 一度もJ2降格がなかった清水が、崖っ縁に追い込まれた。勝ち点3差で追っていた年間16位・松本との直接対決は引き分けでも状況が厳しくなるところだったが、痛恨の零敗。8月に就任後、公式戦9戦勝ちなしの田坂監督は「全て私の責任。でも逃げるつもりはないし、前を向いて戦う」と言葉を振り絞った。

 今季を象徴するような展開だった。前半36分、第2ステージ初先発のMF杉山浩がゴール前でファウルを犯すと、そのFKを直接決められた。この接触プレーで右足を痛めた杉山浩は2分後に交代。さらに、前半終了と同時に相手選手を故意に押したとしてFW鄭(チョン)大世(テセ)が警告を受け、次節は出場停止となった。チームも敵地の長い芝に苦しみ「ボールがつなげなかった」と鄭大世。慣れないロングボール主体の単調な攻撃が続き、ゴールを割れなかった。

 悪循環が続く。大榎前監督は華麗なパスワークを中心とした攻撃サッカーを標ぼうした。第1ステージは失点数こそリーグ最多も、得点数は同6位タイと健闘。一方、8月に就任した田坂監督は「しっかりした守備ブロックを敷く」堅守速攻を掲げる。守備は安定したが、攻撃はリーグ8戦で複数得点がない。追加点、ダメ押し点を奪えずに勝ち点3を取り損ねてきた。

 約3カ月ぶりの白星を逃したものの、残留の可能性はわずかに残る。鄭大世は「何としても残留。清水のエンブレムに誇りを持ってやりたい」と前を向く。次節17日は仙台戦。93年のJリーグ創設時から戦う「オリジナル10」の意地をホームで見せる。

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