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清水、崖っ淵!次節にもクラブ初の降格決定…松本との直接対決敗れる

[ 2015年10月3日 17:40 ]

<松本・清水>肩を落とす清水イレブン
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J1第2S第13節第1日 清水0―1松本

(10月3日 松本)
 年間順位最下位(18位)に沈む清水が同じく降格圏内の年間16位に低迷する松本との直接対決に0―1で敗れ、ついにJ2降格に“リーチ”がかかった。ホームで行われる17日の次節・仙台戦(アイスタ)の結果しだいでクラブ史上初のJ2降格が決まる。

 前半32分、ボランチで先発していた30歳のベテランMF杉山が守備をした際に右ひざを痛めてピッチを離れると、そのプレーで与えたペナルティーエリア手前からの右FKを同36分に松本MF岩上に直接決められ失点。後半は押し込む場面もあったが、松本の厚い守備にハネ返され、大榎克己前監督(50)の辞任を受けてコーチから昇格した田坂和昭監督(44)は就任後未勝利で8戦勝ちなし(3分け5敗)となった。

 田坂監督は「相手のストロングのリスタートをどう抑えるか、向こうの堅い守備をどうどう攻略するかもポイントだったが、結果的に負けてしまったのが現状。本当にやり直さないといけない」と厳しい表情を浮かべた。

 清水は第1ステージを3勝4分け10敗の最下位で終わり、第2ステージの勝利も大榎前監督のラスト采配となった7月29日の横浜戦(日産)で挙げた1勝だけ。この日の清水戦の前半終了間際には、今季途中に加入し、10試合3ゴールのFW鄭大世(チョン・テセ)が今季3度目の警告を受けて次節は出場停止となる逆風も吹く。次節までは2週間空くが、田坂監督は「我々はプロなので次の試合に向けて準備するしかない。選手にもう1回、戦わせる準備をしたい」と語気を強めた。

 

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2015年10月3日のニュース