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FIFA主要スポンサーのコカ・コーラなど 会長に即時辞任要求

[ 2015年10月3日 08:19 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)の最上位スポンサー「FIFAパートナー」で米飲料大手のコカ・コーラや米クレジットカード大手のビザ、米ファストフード大手のマクドナルドなどが2日、FIFAのゼップ・ブラッター会長(79)の即時辞任を求めた。会長にはスイス検察当局が9月25日から、横領や背任の疑いで捜査を始めている。

 コカ・コーラは「信用できる持続可能な改革を本気で始められるよう、ブラッター会長の即時辞任を要求する。日々が過ぎるたび、FIFAのイメージと名声は汚され続けていく」と非難する声明を発表。ビザは「信頼できる改革には公平な指導者による独立した第三者委員会が改革することが必要。現体制では有意義な改革は成し得ない」と断じた。

 マクドナルドも「ここ数週間の出来事がFIFAの名声と、統率能力についての信頼を失わせている。会長の即時辞任がサッカーにとって最大の利益になると確信している」とコメントした。

 また複数の欧米メディアは「バドワイザー」などの有力ブランドを持つビール世界首位のアンハイザー・ブッシュ・インベブも同様の声明を出したと報じた。一方、会長の弁護士は「辞任はFIFAの利益にも、改革を進めることにもつながらない。彼は辞任しない」との声明を出した。(共同)

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2015年10月3日のニュース