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故クラマー氏へ哀悼の意 J1各会場で選手、サポーターら黙とう

[ 2015年9月19日 21:55 ]

死去したデットマール・クラマー氏に黙とうをささげる川崎と名古屋のイレブン

 1960年代に日本代表を指導して「日本サッカーの父」と称され、17日に90歳で死去したデットマール・クラマー氏へ哀悼の意を表し、19日に各地で行われたJ1の試合開始前に黙とうがささげられた。

 ドイツ出身のクラマー氏は競技力向上のためにリーグ戦創設を提唱し、65年に発足した日本リーグがJリーグの礎になった。各会場は、先人の貢献への感謝を込めた選手やサポーターの沈黙の祈りで包まれた。

 64年東京五輪は8強、68年メキシコ五輪では銅メダル獲得に導いた。来年のリオデジャネイロ五輪を目指すU―22(22歳以下)日本代表の手倉森誠監督は視察先のユアテックスタジアム仙台で「来年メダルを取ることで彼の偉業と貢献への恩返しとしたい」と思いを新たにしていた。

 日本代表のハリルホジッチ監督は等々力陸上競技場で「日本のフットボールの発展に貢献した外国人の第一人者。ドイツでもかなり高い評価をされている偉大な方で、深い気持ちを込めてお悔やみを申し上げる」と述べた。

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2015年9月19日のニュース