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メッシ不発 CL出場100戦目勝利で飾れずドロー発進

[ 2015年9月18日 05:30 ]

<ローマ・バルセロナ>ユニホームを引っ張られるメッシ(AP) 

欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第1戦E組 バルセロナ1―1ローマ

(9月16日)
 欧州CL1次リーグ第1節の8試合が16日に行われ、2連覇を目指すE組のバルセロナは敵地でローマと1―1で引き分けた。前半31分にローマのイタリア代表DFアレッサンドロ・フロレンツィ(24)に約50メートルの同点ゴールを決められ、引いて守る相手を崩しきれなかった。F組のバイエルン・ミュンヘン、G組のチェルシーは順当勝ちしたが、F組のアーセナルは敵地でディナモ・ザグレブ(クロアチア)に1―2と敗れた。

 バルセロナの守護神がぼう然と立ち尽くした。1―0とリードした前半31分、右タッチライン際をドリブル突破したローマDFフロレンツィがハーフウエーラインを越えて放った超ロングシュート。ボールはGKテアシュテーゲンの頭上を抜けて、ゴールに吸い込まれた。

 前半21分、スアレスのヘディング弾で先制。支配率は69%に達したが、その後はスーパーゴールで勢いづいたローマの守備ブロックを崩せなかった。史上最年少28歳84日でのCL通算100試合出場となったFWメッシもローマMFデロッシにスペースを消され、後半33分に左足で放ったシュートはバーに阻まれた。

 後半17分にはMFラフィーニャが背後からタックルを受け、右膝を負傷して交代。ルイス・エンリケ監督も「最悪だ」と吐き捨てた。17日には右膝前十字じん帯断裂と診断されて手術を受けることが決定。今季絶望の可能性もあり、選手層が薄いチームには大きな痛手となった。

 メッシは試合後、背番号100のユニホームを手にした写真をフェイスブックに掲載。「欧州では数多くの夜が記憶に残っている。今後も魔法のような夜を多く過ごせるはずだ」とつづった。92年に大会名が欧州CLとなってから初の連覇達成には、今季リーグ戦でもまだ1得点と本調子ではないエースの“魔法”が欠かせない。

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2015年9月18日のニュース