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遠藤 千金ヘッド!湘南救った「守りの要」リオも俺が引っ張る!

[ 2015年9月13日 05:30 ]

<湘南・松本>値千金のヘッドを決めて喜びを爆発させる遠藤(右)

J1第2S第10節 湘南1―1松本

(9月12日 BMWス)
 湘南はホームで松本と1―1で引き分けた。U―22日本代表で主将を務めるDF遠藤航(22)が後半ロスタイムにヘディングで同点弾。この日は来年1月に行われる16年リオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU―23アジア選手権の組み合わせ抽選会が開催地カタールで行われ、U―22日本代表は1次リーグB組でサウジアラビア、北朝鮮、タイと対戦することが決定。遠藤は6大会連続の五輪出場に向けて手倉森ジャパンを引っ張る決意を示した。

 手倉森ジャパンの主将が、土壇場で決めた。藤田が派手にガッツポーズを繰り返す中、スタジアムでは「背番号3、遠藤選手のゴールです!」とアナウンスされた。0―1で突入した後半ロスタイム、遠藤が三竿の右CKに反応。後方に下がりながらジャンプしてGKと競り合い頭を振った。

 山なりのボールがゴール方向に飛ぶ。最後はライン上で藤田が押し込んだかにも見えたが、公式記録は遠藤のゴール。7月29日の柏戦以来5試合ぶりの今季5点目となり「最後は気持ちで押し込んだ。自分の得点か微妙ですけど、チームで取ったゴール。最低限の勝ち点1を取れてよかった」と胸を張った。右DFで先発し、パワープレーに出た終盤は最前線に位置。ゴールへの執念が最後に実った。

 日本代表としてカンボジア戦(3日、埼玉)、アフガニスタン戦(8日、テヘラン)を戦った。「欧州組から刺激を受けた。球際の戦いが強く、技術も高い。アジアの戦い方も分かっていると感じたので、U―22日本代表にも還元しないといけない」。出場時間はアフガニスタン戦のラスト10分程度だけだったが、初めて欧州組と過ごす時間は貴重だった。

 リオ五輪アジア最終予選の組み合わせは試合後、真壁会長から伝えられた。「相手の印象は特にないけど、どこが相手でも厳しい試合になる。リオに出て当たり前という気持では足をすくわれる。チャレンジ精神を持つことが大事。日本は五輪に出続けているので、自分たちも続けられれば」。A代表を経験して、たくましさは増した。目標はともに6大会連続となる五輪出場とW杯出場。所属クラブで成長を続け、リオとロシアへの道を切り開く。

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