静岡ダービー下克上!J3藤枝 0―2から4発逆転で清水撃破

[ 2015年9月10日 05:30 ]

サポーターに向けガッツポーズする藤枝イレブン

 天皇杯は9日、各地で2回戦6試合が行われ、J3藤枝が下克上を果たした。相手のホーム・アイスタに乗り込んでの清水戦は序盤に2点を先取されたが、FW大石治寿(25)の連続ゴールで同点。後半にMF枝本雄一郎(27)が2得点を挙げ4―2で鮮やかな逆転勝ちを収めた。一昨年度の2回戦の雪辱を果たした藤枝は、初進出の3回戦(日時、会場未定)で山形と対戦。2戦連続でJ1撃破を目指す。

 待ちに待ったホイッスルに、歴史をつくった藤枝イレブンの雄叫びが重なった。3度目の出場で初のJ1勢撃破。しかも同県の清水を相手にしてのジャイアントキリングに喜びを爆発させた。

 後半24分。MF枝本の右足の鋭い振りが歓喜を呼んだ。MF久富賢(24)の右クロスを合わせる勝ち越し点。ハーフタイムに「振り出しに戻ったので、スタートからやるべきことをやって勝ちにいく」と選手を鼓舞した大石篤人監督(38)もベンチでガッツポーズで応える。その後の清水の決定機をGK朴一圭(パクイルギュ)(25)が体を張って防ぐと枝本が追加点。清水サポーターのため息を誘った。

 エースの2発がチームを生き返らせた。立て続けに左サイドを崩され、0―2で迎えた前半24分。反撃ののろしを上げたのは大石だった。久富が右から持ち込んでのシュートは相手に阻まれたが、こぼれ球を拾った枝本の左クロスを左足で合わせて、まず1点。続いて朴一圭のスローを受けた久富の前線への浮き球に反応。右足で同点弾を叩き込んだ。

 「J1はDFのレベルが高いけれど、自分も上を目指す上で負けられません」。昨季J3で得点ランク2位の17点を記録した大石も膝の負傷の影響などで今季は5得点ながら、ゴールを決めた4試合は全勝。天皇杯県予選決勝のホンダFC戦でも2得点を挙げている。ホンダ戦に続く、静岡学園の先輩・枝本とのアベック弾で「不敗記録」を継続させた。

 「はじめ選手は硬かったけれど、同点になって自分たちのサッカーができるようになった。これからも自分たちのサッカーをやっていきたい」

 試合後、カラカラにかれた大石監督の声から、この一戦に懸ける思いが伝わってきた。

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