×

ハリル監督ほれた!“ヒデ級逸材”万能MFの19歳鎌田

[ 2015年9月10日 08:53 ]

ハリル監督も注目する鳥栖の鎌田

 鳥栖の高卒ルーキー、MF鎌田大地(19)が、日本代表のハリルホジッチ監督から高い評価を受けていることが分かった。鎌田は8月末のU―22日本代表合宿で初招集。同26日のJ2京都との練習試合はハリルホジッチ監督が視察したが、関係者によれば、その際に鎌田のプレーを目の当たりにし、一目ぼれしたという。

 鎌田は今季、京都・東山高から鳥栖に入団。新人ながら第2ステージは全9試合に出場して2得点と存在感を示し、評価もうなぎ上り。「中田英寿(元日本代表MF)にも匹敵する逸材」と言う者もいるほどだ。ポジションも本職のトップ下だけでなく、ボランチ、FWもこなす万能型。中でも視野の広さ、ペナルティーエリア内の動きの質の高さは評価が高く、関係者によればハリルホジッチ監督もその部分に大きな魅力を感じているという。

 A代表の2列目は香川、本田を筆頭に、プラチナ世代の宇佐美&武藤、アフガニスタン戦で2得点に絡んで一気に株を上げた原口のほか、ケガで離脱中の清武ら人材が豊富なポジション。それでも、ハリルホジッチ監督は原口、U―22日本代表の湘南DF遠藤ら所属クラブで活躍している選手を積極的に起用している。鎌田も結果を出し続ければ、U―22日本代表だけでなくA代表に抜てきされる可能性は十分にある。

 G大阪のユース昇格を逃し、高校卒業後に即プロへと進んだのはACミランの本田と同じ。大目標となるのは、リオ経由でのロシア行き。伸び盛りの鳥栖の新星のサクセスストーリーに注目だ。

 ◇鎌田 大地(かまだ・だいち)1996年(平8)8月5日、愛媛県出身の19歳。小学1年でサッカーを始め、中学時代はG大阪のジュニアユースに所属。京都・東山高では1年時に全国高校総体に出場したが、1回戦で敗退。1メートル80、72キロ。利き足は右。

続きを表示

この記事のフォト

2015年9月10日のニュース