×

W杯アジア予選が中止に…マレーシアにはFIFA除名の可能性も

[ 2015年9月9日 02:20 ]

サポーターが投げた発煙筒などで、試合続行が不可能に…(AP)

W杯アジア2次予選A組 マレーシア―サウジアラビア

(9月8日)
 8日にマレーシアのシャー・アラム・スタジアムで行われた18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア2次予選A組のマレーシア―サウジアラビア戦でサポーターがピッチに花火や発煙筒を投げつけ試合続行不可能となるアクシデントが発生した。

 試合は後半25分にホームのマレーシアが先制すると、直後わずか6分間でサウジアラビアが2点を奪い逆転。残り5分を切ったところでホームチームの情けない戦いに激怒したサポーターが花火や発煙筒をピッチへと投げ始め、危険を感じた選手たちが一時退避。その後、審判団によって続行不能と判断され中止が決定となった。

 マレーシアは今予選、東ティモールに1―1で引き分けると、続くパレスチナ戦は0―6と惨敗。さらにUAE戦では0―10と大敗を喫しグループ最下位に沈んでいた。

 アジアでは今年5月、スポーツ省とサッカー協会の対立により国内リーグの中止が決まったインドネシアがFIFAから協会資格をはく奪され、W杯アジア予選への参加が取り消された。今回の試合中止の影響により、マレーシア協会には何らかの処分が下されるだろうが、最悪の場合インドネシアのように除名処分となる可能性もある。

続きを表示

この記事のフォト

2015年9月9日のニュース