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神戸 柏に“雪辱”2―0快勝でクラブ初の4強へ前進

[ 2015年9月3日 05:30 ]

柏戦の後半、先制ゴールを決めガッツポーズの神戸・石津。右は前田

ナビスコ杯準々決勝第1戦 神戸2―0柏

(9月2日 柏)
 神戸がアウェーで柏に2―0と快勝。クラブ初の準決勝進出、そして悲願のタイトル奪取へ、力強く前進した。

 クラブ初の準決勝進出に大きく前進だ。直近のリーグ戦からスタメン10人を入れ替えた柏に苦戦した神戸は後半20分に石津が左足で先制ゴール。同40分には渡辺が強烈なダメ押しゴールを突き刺し試合を決めた。

 今季リーグ戦で無得点のまま2敗した相手へのリベンジにようやく成功。2点目を決めた背番号19は今大会6得点目でトップスコアラーとはいえ、「それはどうでもいい」と個人記録には目もくれない。「2試合とも負けた相手に何回も負けられない。僕たちはタイトルを狙っているし、何としても勝ちたかった」とチームの勝利を喜んだ。

 初優勝を目標に掲げ順調に滑り出した第2ステージは、前線に負傷者が続出し3連敗を喫するなどしてタイトル戦線から離脱してしまった。ただ、その苦境下でもネルシーニョ監督の方針にブレはない。怠慢な練習態度を見せたFWマルキーニョスをいまだに全体練習から除外し、一方で積極的に若手を起用。8月29日の鳥栖戦ではルーキーDF山口をプロデビューさせると、この19歳の左サイドバックはこの日も後半28分からピッチに入り渡辺の2点目につながる好クロスを上げた。

 昨季まで率いた古巣相手にようやく勝利した指揮官は「セカンドレグに向けていいアドバンテージとなった」と満足げに振り返る。第2戦は6日に神戸ユニバーで行われる本拠地戦。鳥栖に7得点快勝した舞台で今度は初の4強を決める。

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2015年9月3日のニュース