×

岡ちゃんオーナーのFC今治、J2相手に健闘も…延長戦で力尽く

[ 2015年8月30日 18:36 ]

 第95回天皇杯全日本選手権は30日、石川県西部緑地公園陸上競技場などで1回戦13試合が行われ、元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーを務める愛媛県代表のFC今治(四国リーグ)はJ2金沢と延長戦にもつれ込む死闘を演じたが、3―6で競り負けて初戦で姿を消した。

 FC今治は序盤の相手の決定機をしのぐと、前半12分、右サイドの前線にロングボールを送って好機をつくり、MF下村のクロスをMF桑島が左足で蹴り込んで先制。後半3分、22分とMF玉城に2得点を決められて逆転を許したが、後半ロスタイムに左サイドバックの中野の劇的ゴールで試合を振り出しに戻し、2―2で延長戦へ突入した。

 FC今治は交代枠を使い切った後に後半途中出場のMF赤井が負傷してベンチへ下がり、1人少ない状態で延長戦を戦うことに。それでも延長前半8分には自陣で相手ボールを奪って一気に攻め込み、FW岡本のラストパスを長尾が決めて3―2と勝ち越しに成功した。しかし延長前半終了間際に同点とされると、延長後半3分にはGK松上が勝ち越しのPKを献上。同6分と試合終了間際にも失点して力尽きた。

 その他の試合では、J2岐阜が延長戦の末に関西学院大(兵庫)を2―1で下し、J2福岡は東海大熊本(熊本)に3―0で快勝。秋田、町田、長野はそれぞれJ3対決を制して2回戦に駒を進めた。仙台大(宮城)、広島経済大(広島)も初戦を突破した。J2で7連敗中の横浜FCはtonan前橋(群馬)を3―0で下し7月12日以来の公式戦勝利を飾った。

続きを表示

2015年8月30日のニュース