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松本4連敗…2戦連続無得点、深刻な決定力不足に泣く

[ 2015年8月21日 05:30 ]

柏に敗れ、肩を落とす松本イレブン

J1第2S第8節 松本0―2柏

(8月20日 柏)
 松本はアウェーで柏と対戦し、前後半に1点ずつ失い、0―2で敗れた。最後まで得点を奪えず2戦連続の零封負けを喫し、4連敗で勝ち点は6のまま。この日は他の公式戦がなく、暫定順位は15位、年間順位16位のままだった。
【試合結果 第2S順位表 年間順位表】

 この日もゴールネットを揺らすことなく、敗戦を告げるホイッスルがむなしく響いた。2戦連続の零敗。そして、今季最長の7連敗に次ぐ4連敗。選手の中には膝から崩れるようにピッチに伏した者もいた。

 柏の壁を破れなかった。前線の攻撃力に加え、「コンパクト守備」を警戒していた反町康治監督(51)。この日は、両サイドでボールを高い位置で保持し、クロスなどで仕掛けたが、最後まで得点を奪えなかった。

 前半は柏に抑え込まれ、シュートをなかなか打たせてもらえなかったが後半は攻めに転じるシーンが増えた。「奪ったボールをしっかり味方につなぐこと」と指揮官からの指示を受けたイレブンは、徐々に決定機をつくりだす。9分にはMF前田がこぼれ球を利き足でない右でシュートしたが、ボールはゴールバーの上。21分にはMF喜山のペナルティーエリア左脇からの浮き球のクロスを酒井がタイミング良くヘディングシュート。しかし、これも枠を捉えることはなく、決定力不足にこの日も泣いた。

 7月29日の川崎F戦終了後、「いい8月にしたい」と語った指揮官。12日の仙台戦、16日の名古屋戦と、内容のいい、手応えのある試合が続いたものの結果は厳しく、3戦3敗と振るわなかった。

 次のリーグ戦は、29日の天皇杯1回戦を挟み、9月12日のアウェー湘南戦で、3週間の余裕が生まれる。DF安藤やMF工藤、FWウィリアンら新戦力との連係の向上など、チームづくりにあてる期間となる。また、DF後藤やDF那須川らの復帰が見込まれる。9月こそ、日本のトップ15へ巻き返しを図る。

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2015年8月21日のニュース